フォームに対して不安を感じることは、離脱に直結しているため、
EFOにおいて、フォームそのものに安心感・信頼感を持ってもらうことはたいへん重要です。
今回のエントリーでは、フォームの離脱を食い止め、安心や信頼を醸成するためのポイントを5つと、それぞれのテクニックも紹介したいと思います。
安心感を与えるフォームのポイント5つ
誰の何のフォームかを明示しよう
得体のしれないフォームに、個人情報を入力したいと思うユーザーはいません。
たとえフォームまでの導線で完璧に安心感を与えられていても、フォームのページが胡散臭いとユーザーは徐々に不安になっていきます。
運営元やビジネス内容を明記
運営元情報はフォーム内に明記するようにしましょう。
また、有名サービスや大手企業のフォームであれば、問題ないかもしれませんが、中小企業などの場合、運営元の所在地や連絡先まで記載してあると良いでしょう。
ビジネス内容(会社概要)へのリンクがあると良い場合もあるでしょう。この場合は、別窓表示にしておくと離脱を防げますね。
いずれも、フッターなどに記載しておけば十分だと思います。
サイトロゴを目立つ場所に
何のサイトのフォームかの表示がなくなるとユーザーは意外と不安になるものです。
フォーム用のレイアウトを用意する場合でも、しっかりと目立つ位置にサイトロゴ(サイト名)を表示しましょう。
フォームを送信すると何が得られるかを明記
何のためのフォームなのかも明記しておきましょう。
特に同じサイトに複数のフォームがある場合は、違いをわかりやすくしたいですね。
取得する情報の目的を明確にしよう
個人情報を必要以上に取得すると、それだけで怪しいサイトの香りが…
ユーザーに誤解されないよう、以下の2点に気をつけたいですね。
要求する情報は必要最低限にとどめる
せっかくだからとあれもこれも個人情報を取得するのはNG。
オペレーション上、必要最低限の情報量にとどめておきましょう。
用途が想像しにくい情報は、目的を明記
例えば「資料請求なら住所」「予約なら電話番号」「会員登録ならメールアドレス」などと、用途が想像しやすい情報があるいっぽうで、そうでない場合もあると思います。
そんな時は「この情報は○○のために使います」などと用途を注意書きで入れるとユーザーの心理的負担を軽減できます。
ブラウザ環境の安全性を示そう
ユーザーのリテラシーもどんどん高くなり、サイトの安全性に興味を抱くユーザーも少なくありません。最低限、怪しいと思われないフォームにしておきたいですね。
SSL環境をアピール
フォームをSSL(暗号化)環境下に置くことはセキュリティ上もはや常識かもしれません。SSL事業各社が配布しているサイトシールなどを設置して、ユーザーにブラウザ環境の安全性をアピールしましょう。
※サイトシールとはSSLの認証サービスを受けていることの証明であり、アクセスユーザに対してサイトが信頼できることを示す効果的なアイテムです。
エラー・警告が表示されることはないか
SSL環境では、正しくサイトがSSL環境下に構築されていないとエラー表示されます。
また、SSLの期限が切れた場合などでもエラー表示が出てしまします。
このようなエラーが出てしまわないよう、しっかりと各ブラウザでチェックをし、注意したいですね。
個人情報の安全性を示そう
入力する個人情報が不正に使われないということもしっかりとページ内でアピールしましょう。
プライバシーマークなどが取得されている場合はアピール
プライバシーマークとは、個人情報保護の体制を整備している事業者を認定する制度。
運営元が取得している場合、ロゴを掲載することで安全性をアピールできます。
個人情報保護方針の明示
個人情報の保護方針は確認できるようになっているでしょうか。
(そもそもプライバシーマーク取得企業は表示しなくてはなりませんが、)
個人情報の保護方針の記載があると安心と感じますね。
効果的な配置でアピールしよう
これまでお伝えしてきた安全性のアピールですが、効果的な場所には配置することで確かな効果が得られます。
ファーストビューに含める
まずはサイトに訪れたユーザーが不安を感じないよう、ファーストビューで安心感を与えられるようにしましょう。
直帰の防止や入力開始の後押しにもつながります。
アクションボタンのそばでアピール
送信する最後の最後でもうひとおし。例えばプライバシーマークのロゴやサイトシール、個人情報に関する記述などを送信ボタンの近くに配置すると良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日はフォームに不安感を感じさせないためのテクニックをお伝えしました。
もちろん見せかけだけの安心にならぬよう、しっかりと個人情報の管理を心がけましょうね。