資料請求フォームで気をつけたいEFO(フォーム最適化)のポイント

会員登録フォームで気をつけたいEFO(フォーム最適化)のポイントに引き続き、フォームの種類に合わせたEFOポイントを考えていきます。今回のテーマは資料請求フォームです。

資料請求フォームの特徴

まずは資料請求フォームならではの特徴についておさえてみましょう。

比較的単価の大きい商材が多い

資料請求フォームのあるサイトの商材は、不動産や教材、学校、保険などの単価が大きい商材であることがほとんどです。
こうした商材を考える時、当然複数社を比較検討することがほとんどですし、検討期間も必然的に長くなります。
おもにそのような場面での情報収集手段として資料請求が利用されます。

情報収集段階のユーザーが主

「高い買い物」をしようと考えた時、多くの人はまずは広く情報を集めると思います。つまり資料請求を行うユーザーは、商材検討の初期段階にいることが多いようです。

資料請求の機会にこのような見込み客の個人情報を取得し、営業やダイレクトメールなどでさらに商材をプッシュするというコミュニケーションを取ることがほとんどのようです。

送信のハードルは低め

資料請求において、ほとんどの場合そのカタログ代は無料です。
つまり資料請求フォームはユーザーにとって送信のハードルが比較的低いタイプのフォームだと言えるでしょう。

ただし、個人情報を渡すことで営業・売り込みが来てしまうことを危惧するユーザーも一定数存在すると考えられ、そうしたユーザーにとっては少々ハードルは高く感じるかもしれません。

さて、資料請求フォームの特徴を挙げてみました。
以上の点も考慮しながら、EFOで具体的に気をつけるべきポイントについて考えていきましょう。

住所が重要

こちらはローマ字入力まではなし。どちらかというと、ローマ字を入力するのはかなり面倒なのでできれば自動で入力してほしい。

ムームードメインの住所自動入力。

当然ながら、住所に入力ミスがあると資料送付やその後のダイレクトメールなどの営業活動も行うことができません。
住所はミスが少なくなるよう、郵便番号から自動入力を実施したり、確認画面の工夫を行うなど、念入りにEFOを行なっておきたいところです。

情報とりすぎず、前のめりすぎない表現に

資料請求の場合、極端な話「住所」と「宛名」さえあればカタログの送付は実現すると思います。
ですが通常はそこに加えてその後の営業活動やその他の用途で活用するための連絡先等その他個人情報を取得することになるかと思います。

潤滑な営業活動のためにできれば詳細な個人情報を取得したい意向も理解できますが、資料請求に対してあまりにも個人情報を求めすぎるとユーザーが抵抗を感じる場合があります。

何が送られてくるかを明確に

先日も取り上げた、デジハリ様の資料請求フォームのオファー。カタログの外観を掲載

先日も取り上げた、デジハリ様の資料請求フォームのオファー。カタログの外観を掲載

どんな資料が送られてくるのか、概要を記載しておくとユーザーの心理的ハードルを下げることができます。
また、オファー等の表現をぜひ盛り込みましょう。カタログの外観や、WEBよりもさらに詳しい情報が得られ、商品に対する理解が深まるというユーザーのメリットなどを訴求すると良いでしょう。

複数の資料から選ぶ形の場合は注意

積水ハウス様(http://www.sekisuihouse.com/)のカタログ請求フォーム。

積水ハウス様(http://www.sekisuihouse.com/)のカタログ請求フォーム。


不動産系の資料請求などは、カタログの種類が豊富に存在し、その中から何点かユーザーに選んでもらう、というような作りになっていることが多くあります。
その場合、ただ選択肢を並べておくだけですと、ユーザーはどれを選んでいいかわかりません。迷いは離脱につながります。
そのため、カタログの簡単な説明やカテゴライズ、おすすめにデフォルトチェックする、等のユーザーが必要以上に迷わないような工夫を行うと良いでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。
資料請求フォームのEFO注意点、まとめると以下のとおりです。

  • 住所が重要
  • 情報とりすぎず、前のめりすぎない表現に
  • 何が送られてくるかを明確に
  • 複数の資料から選ぶ形の場合は注意

きっちりポイントを抑えて、効果的なEFO対策を実施したいですね。
引き続き、その他のフォーム種別についても注意点をまとめていきたいと思います。

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