より気軽なアクションを促すために、CTAでユーザーの心理的ハードルを下げる方法

ご担当のサイトでは、むやみやたらにCTAを配置していることはありませんか?
ユーザーに行動を喚起するときはまず、そのアクションの内容が現実的かどうかを念頭に置いて設計することが大切です。

また、同じアクションを喚起するにしても、ユーザーが気軽にアクションを実施できるかどうかの考慮があるかどうかでクリック率、CV率は大きく変わってきます。

本日は喚起するアクションに対してユーザーが感じる心理的ハードルを下げるためには、どういったことを行えば良いかをご紹介してみたいと思います。

ハードルの低いアクションを設計する

まずは、喚起するアクションそのものは、ユーザーが気軽に行える範囲の内容であるかをチェックすることからはじめてみましょう。

無料で行えるか

アクションが無料か、それとも有料かは、その心理的ハードルを決める大きな要素の一つです。
当然のことながら、多くの場合、有料のアクションをユーザーが気軽に実施することは難しいでしょう。

出来る限り無料でアクションを起こせることが重要です。

なお無料で行えるアクションの場合は、無料である旨を表記上強調することも大切でしょう。

ランサーズのフォーム内にはオファ表現はないが、送信ボタンに無料という文言を使用している。

ランサーズではCTAボタンに「無料」という文言を使用している。

トライアルできるか

無料であることと同様に、トライアル(お試し)が可能かどうかも、アクションの起こしやすさを決める要因のひとつと考えられます。

初めて買う商品やサービスの申し込みは、なかなか決断できないもの。まずは試しに利用してもらうことで、この心理的ハードルをぐんと下げてくれます。
さらに、実際に使ってもらうことで、その商品やサービスの魅力を実体験として感じてもらうことも可能です。

コンテンツ下CTAの例

HuluのトライアルCTA例

スモールCVは用意されているか

ユーザーに求めるアクションが無料でもトライアルでもなく、どうしてもハードルが高くなってしまう場合には、最終的に喚起したいアクションとは別にスモールCVを用意するというものひとつの手です。

例えばまずは無料会員登録やメールマガジン購読の申し込み、Facebookなどのソーシャルアカウントなどのハードルが低いアクションを誘導し、そこから徐々に接点を持ちながら最終的なアクションにつなげることが理想的です。

無料会員登録への誘導CTAの例

無料会員登録への誘導CTAの例

メッセージの工夫でハードルを下げる

すでにアクションが設計済みである場合には、CTA上のメッセージを変更するだけでも効果が得られるかもしれません。

簡単に完了する旨をアピール

ユーザーがアクションを躊躇する理由のひとつに、(フォーム入力などの)手続きが面倒、というものがあります。

EFOではフォーム上で入力をいかに簡単に見せるかが鍵ですが、CTAにおいてもそれは同様。アクションを開始してもらうにあたり、それが簡単に完了することをアピールしておくと良いでしょう。

例えば「○分で登録完了」「かんたん2ステップ」「ただ~するだけ」といった表現をCTAに加えてみてはいかがでしょうか。

先日も取り上げた、デジハリ様の資料請求フォームのオファー。カタログの外観を掲載

デジハリ様のオファー。「3分で完了」と手続きの簡単さを謳う

キャンセルが可能である

一度決めたら後には戻れない場面において、人はなかなかアクションを決断できないもの。そしてつい決断を延期してしまうものです。
ところが、取り消し不可能な状況ではなくいつでも後から変更可能であれば気楽なもので、「とりあえず申し込んでおこう」というようにすぐにアクションにうつることができます。

商品やサービスの内容にも寄りますが、できるだけユーザーのアクションを後から取り消し可能にすることで、心理的ハードルを下げることが可能です。

例えば、次のような表現をCTAに加えてみましょう。

「登録はいつでも解除できます」
「トライアル後自動で課金されません」
「気に入らなかったら返品可能」

フォームの冒頭に、トライアル終了時にも案内があることや、いつでもキャンセルできる旨を表記している。

Netflixでの例。トライアル終了時にも案内があることや、いつでもキャンセルできる旨を表記している。

言い回しで気軽さを演出する

CTAの内容をまったく変えなくても、言い回しだけで気軽な雰囲気を醸し出すこともできます。
アクションを行うか否かは意外とユーザーの感情に左右されるもの。アクションのハードルを下げるフレーズを積極的に使ってはいかがでしょうか。

たとえば、

「今すぐ~してみる」
「~だけでもOK!まずはお気軽に~ください」
「あなたの~(サービスを使って得られる結果)は?」

などとといった言い回しが挙げられます。

最後に

本日は、喚起するアクションに対する心理的ハードルを下げ、より気軽にユーザーにアクションをしてもらうための方法についてお伝えしました。
ぜひ見込み客を増やす際のアイデアのひとつとしてご活用いただければ幸いです。

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