前回の記事では、EFOの入力支援機能の大事な3つのステップの1つである「入力項目ごとの入力途中離脱を減らす」について説明いたしました。
ア)直帰を減らす
イ)入力項目ごとの入力途中離脱を減らす
ウ)入力が終わった後の送信途中離脱を減らす
今回は、ウ)の「入力が終わった後の送信途中離脱を減らす」ために
代表的な離脱要因と、その対策について考えてみたいと思います。
イライラの元は入力項目以外にもある。送信途中離脱のワナ
フォームの入力を終えて【送信】ボタンをクリック…
サーバーにアクセスの後、エラーメッセージとともに、
元の入力画面が表示されるときのガッカリ感といったら…
しかも、一度、入力した内容が消えようものなら、即、離脱です。
「入力エラーが起きました」なんて…できれば言われたくないのがユーザー心理というもの。
このように、入力項目への入力以外にも、さまざまな離脱要因が存在します。
代表的なものをあげてみましょう。
フォームでよくある離脱の事例 TOP 5
ケース【1】間違ってウィンドウを閉じてしまった
PCにある程度慣れている人に多いと思いますが、入力の最中、何かの拍子に、
ついウィンドウを閉じるショートカットを実行してしまうケース。
すべてのユーザーが、再度そのページを表示しなおして、入力を再開してくれるとは限りません。
ケース【2】確認画面を、完了画面と勘違いして閉じてしまう
確認画面なのに完了したと思って、完了画面に行かずに閉じてしまい、
結果、送信完了しないケースもあります。
確認画面であっても、ウィンドウを閉じようとしたら確認ダイアログを出すようにするか、
入力ページでの入力チェックを確実に行えるなら、確認ページ自体を用意しないのも手でしょう。
ケース【3】入力完了したつもり…エラーで入力ページに戻ってしまう
EFOの入力支援機能は、基本的には入力についてのアドバイスですから、
最終的にユーザーが確認ボタン/送信ボタンを押してしまえば、
フォームの送信(サブミット)処理は実行できてしまいます。
サブミットを行うと、サーバとの通信、ページの表示し直しが行われますが、
少しでも処理がもたついたりすると、ユーザーにとっては、イライラの元になってしまいます。
ケース【4】この先あと何ページ?なかなか終わらないフォーム
2ページ目以降も、入力ページが続くと、途端にゴールが見えないフォームになってしまいます。
確認画面があるのか、ないのか、入力画面は何ページあるのか、
適切に伝えないと、ユーザーに嫌われてしまう可能性があります。
入力ページが複数にまたがる場合は、
[入力ページ1]>[入力ページ2]>[確認ページ]>[完了] 等のように、
フォームが何ページあって、ユーザー自身が今どこにいるのかがわかるようにチャートで図示するなどしましょう。
ケース【5】プライバシーポリシーページに進んだ後、戻ってこない
同じサイト内のページであっても、離脱要因になりえます。
フォームにつきものの、プライバシーポリシーページは、別ページやポップアップではなく、
フォーム内に組み込み、スクロールして確認してもらうのが良いでしょう。
離脱を食い止めるために
上記のうち、【1】【2】【3】は、
エフトラEFOの「離脱ブロック機能」「サブミットブロック機能」をお使いいただくことで、対策可能です。
離脱ブロック機能
ページを閉じようとすると確認ダイアログを出す機能。ユーザーをつなぎ止めるために有効です。
離脱していいか、ダイアログで確認するのが「離脱ブロック」。この最後の1手が有効なケースが多いのです。
サブミットブロック機能
入力内容が条件を満たすと、初めて送信ボタンが表示される機能。
未入力時の画像の画像を登録していただければ、ftra EFO側で、ユーザーの入力に呼応して自動でボタンが切り替わるようになります。
入力を満たすまでは、「送信する」ボタンを出さないのが「サブミットブロック」。
どちらの機能も、最後の最後でユーザーを食い止める=ひいては、コンバージョンUPにつながる施策として有効なものです。
ぜひご利用ください。