EFOタグをフォームの各ページにそれぞれ貼り付けて、専用の管理画面で入力支援機能に関する設定をするだけで利用開始できるのがエフトラEFOの大きな特長ですが、「タグを貼ったけど入力支援機能が発動しない」というお問い合わせを当社サポートにいただくことがあります。
新規の導入開始時、また運用時においても、完了率をさらに上げるためのフォーム改修をお客様側で行った際に、場合によっては起こり得るケースです。今回は、そのような状況に陥らないための、かつ、万が一そのような状況に陥った場合に、いち早く解決するためのチェックポイントについてご説明します。
チェックポイント(1)EFOタグは貼られていますか?
EFOタグが対象のHTML内に存在して初めて動作するツールですから、EFOタグを必ず重複なく対象のページに貼る必要があります。対象ページに正しいタグが貼られているかを確認してください。
EFOタグの見つけ方は、大きく2つあります。場合によってどちらかの方法でないと確認できないケースもありますので、注意してください。
(1)ブラウザに送信されてきたHTMLソースを開いて確認する
HTMLソースに直接EFOタグを貼っている場合は、対象のページをブラウザで開いて、ブラウザのソースを開く機能を使ってHTMLソースを開いて確認してください。
EFOタグは、「ffconf」や「efo2.js」という文字列を含みます。開いたHTMLソースを対象に、これらの文字列で検索してみてください。
(2)ブラウザが評価した後のHTMLを見て確認する
また、近年、Google/Yahooを代表とするタグマネージャーツールを使ってEFOタグを導入するケースも増えています。タグマネージャーツールをお使いの場合は、1の方法だとタグマネージャーツールのタグは(HTMLソースに直接貼られているため)確認できますが、タグマネージャーのタグが読み込むタグ群は、確認できません。この場合は、ブラウザの「開発者ツール」というものを使って確認します。開発者ツールは、最近の主要なブラウザであればどのブラウザでも使えるようになっています。
今回は、GoogleChromeの場合で説明します(2016年1月時点)
ブラウザ右上のメニューから「その他のツール」>「デベロッパーツール」を選択すると、以下のようなパネルが表示されます。
表示されたパネルは「Elements」が選択状態になっているはずです。このElementsパネルにブラウザが評価したHTMLが表示されます。そのままElementsパネルをアクティブにして、「ffocnf」「efo2.js」という文字列で検索してください。検索を開くには、Windowsの場合、ショートカット「CTRL+F」が便利です。
上記の方法でEFOタグを見つけたら、
・それが正しいEFOタグか(「ffconf_xxxx_xxxx_xxxx.js」という箇所の数字に注意)
・同じEFOタグ、または別のページのEFOタグが同じページに重複して入っていないか
を確認してください。
チェックポイント(2)貼られているタグは「テスト環境用タグ」ではありませんか?
エフトラEFOでは、テスト環境用タグ、本番環境用タグという2種類のタグを用意しています。テスト環境用タグは、テスト環境でEFOの動作を確認するためにあり、設定された入力支援機能が常にONになり、ログは飛ばさない仕様になっています。テスト環境用タグが貼られているといつまでもログが飛ばず、レポート画面に数値が入らないのでご注意ください。テスト環境用タグは、「_test.js」という文字列を含むので、上記のタグ確認の方法で、「_test.js」で検索して確認してください。
チェックポイント(3)入力支援機能の設定はONになっていますか?
EFOタグが貼られていても、入力支援機能がONになっていなければ入力支援機能は発動しません。EFO管理画面の設定ダッシュボードの右上「ステイタス」を見て確認してください。
EFO管理画面にログインする手間を省き、対象の入力ページで直接確認する方法もご紹介します。
開発者ツールの「Console」パネルに、
FFconf.d.disp
と入力すると、入力支援機能のON/OFFが確認できます。
1の場合、ON
0の場合、OFF
同じく、
FFconf.d.test
と入力すると、ログ取得機能のON/OFFが確認できます。
1の場合、OFF
0の場合、ON
チェックポイント(4)登録した入力ページのHTMLと導入対象のHTMLは同じですか?
代表的なケースとして以下の2つがあります。
1)<form>から</form>までのHTMLの内容が変わった
2)入力ページにおける