海外EFO情報:ネットユーザーが見つけた「うざいフォーム」

本日はformissimoより、海外のEFO関連情報をお届けします。

本日紹介する記事は、formissimoがTwitterのフォロワーに尋ねた、「いままで見つけたフォームの”ワースト1位”はどんなフォームか」という問いに対して寄せられた、ユーモアを交えたアンサー集となっています。
(挙げられたフォームに対しては解決策も提示してくれています。)

残念なフォームたち

ではさっそく、ユーザーから寄せられた「残念なフォーム」たちの一部を取り上げてみたいと思います。

長すぎるリスト

まずはご覧いただきましょう。

こちらはなんと179もの選択肢があるセレクトボックスです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、こちらはタイトル(敬称、称号。例:「Mr」「Mrs」「Ms」「Dr」「Prof.」「Sir」など)の記入欄のようです。
選択肢のなかには「空軍大将」や政府からの称号などほとんどめったに使われないような称号が含まれています。

筆者は問題として、一般的な選択肢が上部にピックアップされていない点を挙げています。
さらに珍しい称号については「その他」の選択肢で対応し、別途テキストボックスを用意する方法が良いのではと提案しています。

実にそのとおりですね。厳密にすべての選択肢をリストアップする必要はなく、大多数のユーザーにとっての利便性を優先して最適化していくべきです。

過剰なアップセル施策

次は、とある刺繍やプリント入りのグッズを作成する印刷会社のフォームが挙げられました。

こちらは実際のフォームを確認してみると、一見ごく普通のフォームです。

一見ごく普通のフォーム。

一見ごく普通のフォーム。

しかし、いざ購入を進めようと進めると、なんだか違和感が…。

オプションの選択画面

オプションの選択画面。他商品のレコメンドがずらり。


さらに続くおすすめ製品

さらに続くおすすめ製品

もうおわかりですね。このフォームの残念ポイントは、会計の前に過剰におすすめ製品を表示する点。
アップセルに力を入れたい気持はわかりますが、肝心の最初の購入を邪魔する結果になってしまっては意味がありませんね。

元記事

元記事 formisimo.comの確認時点では、フローイメージから察するに現在よりもおすすめのステップが多い様子

記事のなかでは、会計のステップまで進むと新たに4つのステップが出現する点にもするどくツッコミが入っています!

会計フローにたどり着くと新たに現れるフロー。

会計フローにたどり着くと新たに現れるフロー。

ステップが多すぎ

お次の残念フォームはステップが多すぎるフォームです。

実際に該当のフォームを確認してみると、ごく普通の登録フォームなのですが、9画面もの入力ページがありました。

郵便番号だけの入力画面や、

郵便番号だけの入力画面や、

国(住所の形式)だけを問う画面があるなど…

国(住所の形式)だけを問う画面があるなど…

筆者はこれらのページはひとつにまとめても問題ないように思えるとコメントしていますが、私もまったく同意見です。

さらにフォーム入力を進めていると、細かい点ですが、

  • 確認ページがなく、他のページと同じように「Next」のボタンを押下することででいきなり送信完了する
  • パスワードの要件など、入力形式の縛りがある項目についても補足やエラー内での説明はいっさいないか、乏しい

などの残念ポイントも追加で発見しました。

見るからに残念

最後に紹介するのは、(おそらく)ポルトガルのウェブサイトのとあるフォーム。
衝撃的なユーザーインターフェースをまずはご覧頂きましょう。

残念なフォーム

もはや、説明を必要としませんね…。
なんと数字の入力部分がすべてセレクトボックスになっています。すべて入力するために腱鞘炎になってしまいそうです(笑)

残念なフォームといえば

先日のエイプリルフールに、われわれエフトラEFOチームでは「うざいフォーム」を提供するという架空のサービスを公開しました。

フォームを使いやすくするEFOとは反対に、ユーザーのフォーム入力を邪魔し、ユーザビリティを落とし、イライラさせるようなフォームを「うざいフォーム」と定義しています。

EFOの時代は終わりました~エフトラEFOはエフトラUFOになります~
https://f-tra.jp/blog/news/5948

上記のジョークサイトには実際に「うざい」機能のデモを用意しています。

デモフォーム外観。

デモフォーム外観。

本日の記事で取り上げた残念なフォームたちに負けず劣らない、むしろゆうに超える「ウザさ」で、あなたのフォーム入力を邪魔するような機能を取り揃えています。
もうエイプリルフールは過ぎてしまいましたが、お時間のあるときにぜひ「ウザさ」をお試しください(笑)

最後に

本日は海外サイトより、Twitterユーザーから寄せられた残念なフォームのUIをご紹介しました。
EFOに取り組む際に、ときには逆に「どんなフォームはイヤか?」を考えてみると、発想の転換や新しい改善アイデアが生まれてくるかもしれませんね。

参考記事:
Your bad forms, and how to make them better. | Formisimo Blog

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