勝手にEFO比較分析【トヨタレンタカーx ニッポンレンタカー】(レンタカー会員登録フォーム)

やってきました「勝手にEFO比較分析」。

今週は寒さが和らぎ、少し春の存在を感じる今日この頃。
梅の開花情報なども届き、休日に足をのばして、ドライブの計画を立てている方も多いのでは?
マイカーをお持ちでない方や、大人数で出かける時などに必要になるのが、レンタカー。
今回は、レンタカーの会員登録フォームに注目してみました。

題材は、トヨタ自動車系列におけるレンタカー・カーリース事業で、保有台数と店舗網は日本一の規模を持つトヨタレンタリース様(https://rent.toyota.co.jp/top.aspx)
(以下、本記事ではトヨタレンタカー)と、
「ニッポンレンタカー」ブランドでレンタカー・カーリース事業を日本全国に展開するニッポンレンタカー様(http://www.nipponrentacar.co.jp/)(以下、本記事ではニッポンレンタカー)をセレクトさせていただきました。

※以下、サイト名の敬称は省略させていただきます。

いつもどおり「勝手に分析」していきましょう。
今回も改善ポイントを「勝手に」EFO指摘していきますので、どうぞお付き合い下さい。
○△×と、ユーザー視点での評価を行っていきます。

※本記事の内容は2014年2月26日時点のトヨタレンタリース様、ニッポンレンタカー様、
両社のサイトのフォームを分析した内容を記載しています。
なお今回ご紹介したどのフォームにも当社エフトラ EFOの入力補助機能は導入されていません。
(2014年2月26日時点)

今回は、入会すると、簡単ネット予約ができたり割引になるという、会員登録フォームについて比較してみました。

トヨタレンタカー ニッポンレンタカー
ページ数 メールアドレス入力、登録フォーム送信、入力、確認、完了のつ 登録1、登録2、確認、完了の4つ
入力項目の種類 11種類 27種類
必須項目入力欄の数 13個 31個
フロー なし 登録部分のみあり
オファー 登録画面の前にあり 登録ページの前の規約同意ページにあり
必須マーク 赤で「*」マーク 赤で「※」マーク
メルマガ購読 なし あり
利用規約、
プライバシーポリシー
画面下部にあり 登録ページの前に1ページあり。
送信ボタンのサイズ 幅94px x 高さ23px 幅125px x 高さ33px
入力画面のレイアウト 専用ページ
ヘッダーフッダー共通
専用ページ
ヘッダーフッダー共通
入力ページへの遷移 メールアドレス入力後、フォームが送信されてくる トップぺ―ジの新規入会はこちらから

項目数に大きな違い!

まず、基本項目や入力項目に大きな差がありました。
トヨタレンタカーは、ほぼファーストビューに収まるぐらいの項目数で、入力が簡単でした。
内容も、必要最低限という感じがしたので、完了までのハードルも高くないと思います。
ニッポンレンタカーは、登録ページが2ページに渡るほど項目数が多く、入力のハードルが高くなっているな、と感じました。

トヨタレンタカー
コンパクトなフォームになっていると思います。
ニッポンレンタカー
全体を確認するのに、何度もスクロールする必要がありますね。

必須項目表示に工夫を!

両社とも、必須項目はマークで表示するタイプでした。
目立つ色での表示で認識はできますが、より必須項目をアピールすることで、入力漏れを防ぎ、エラーを減らして、完了につなげることができると思います。
トヨタレンタカーのフォームで、少し検証してみます。

トヨタレンタカー
左が現状のフォームで、右は少し修正したものです。
必須項目の入力枠に色がつくことで、一目で必須項目を認識することができます。

フロー表示で、現在位置のお知らせを!

両社とも基本的に、登録→確認→完了、と続くタイプのフォームですが、ユーザーによっては、確認画面を完了と勘違いし、完了に至らず離脱してしまう、という方もいらっしゃると思います。
また、ニッポンレンタカーは登録ページが2ページにわたっているので、現在位置がどこなのか、一目でわかるようにしておくと親切です。
そこで、ページ上部などにフロー表示を出し、ユーザーの位置を常にお知らせすることが大切だと思います。

ニッポンレンタカー
登録画面の前に、このような流れですよ、というフローがあったので、これが常に出ていると良いと思います。

イラスト入りはわかりやすい!

ニッポンレンタカーは、免許証の内容を登録する項目に、イラスト入りの説明がありわかりやすいな、と思いました。
免許証の情報を登録しておくことで、店頭での確認時間が短くなるのかもしれませんが、それにより項目数が増えているのも事実です。
入力方法としてはわかりやすいですが、項目の必要性は、検討の余地ありだな、と感じました。

ニッポンレンタカー
イラストは視覚的に認識しやすいので、文章よりもわかりやすいですね。

エラー表記は認識しやすく修正しやすく!

トヨタレンタカーのエラー表記は、少し変わっていました。
確認ボタンを押すと、エラー内容がまとめて表示されて、修正するには戻るボタンで戻る必要があります。
ただ、実際のフォームには修正内容が記載されていないので、わかりにくく離脱につながる要因だなと思いました。
ニッポンレンタカーは、エラー内容がページ上部にまとめて表記されるタイプでした。
項目数が多く、何度もページのスクロールが必要なので、下の方の項目のエラーの修正は、少し面倒だな、と感じました。

エラー表示は、必要な情報が間違った形で入力されていることや、そもそも入力自体がない時などに表れるものですね。
それによって、ユーザーを正しい方向に導けるものでないと意味がありません。
エラーの表示方法にこだわることも、完了率アップにつながる一つの方法です。

トヨタレンタカー
エラー表示と入力枠は同じページにある方が修正しやすいですよね。
ニッポンレンタカー
入力枠に色がつくことで、どこがエラーかは一目でわかりますね。

エラー表記に関しては、このブログの過去記事でも詳しく取り上げています。
ぜひ合わせてご覧ください。
フォーム最大の関門<エラー表示>のストレスを軽減する基本施策(2014年2月5日公開)

認識しやすいボタンを!

トヨタレンタカーは、「登録」と「戻る」ボタンが横並びで、またサイズも色も同じで、認識し難いものでした。
確実に「登録」ボタンを押してもらうために、ボタンのサイズや色を変えて、認識しやすくするのも一つの手です。
過去記事これさえやれば1.X倍!?実際に効果が出たEFOオススメ施策ベスト10
にも掲載していますが、様々なEFO改善策の中で、この送信ボタンにこだわる、というものが第1位です。
ニッポンレンタカーはボタンにこだわり、色を変えて認識しやすくしていました。

トヨタレンタカー
押したくなる登録ボタンだと良いですね。
ニッポンレンタカー
登録画面が2ページあるので、それぞれのページに戻れるのは良いと思います。

離脱防止機能も比較していきましょう

機能名 トヨタレンタカー ニッポンレンタカー
ガイド

未入力の残り必須項目数などをリアルタイムで表示する機能

なし なし
離脱ブロック

ページを閉じようとするとアラートを出してOKしないと閉じることができない機能

なし なし
サブミットブロック

送信のための入力条件を満たさないと送信ボタンを表示しないor押せなくする機能

上記規約に同意する、にチェック
がないとボタンが押せない
なし
項目ごとのアラート表示

入力についての説明をリアルタイム表示する機能

フォーカス時:なし
エラー時:あり
フォーカス時:なし
エラー時:あり
項目ごとに入力完了後の動作 なし なし

あと一歩なサブミットブロック!

トヨタレンタカーは、会員規約に同意しないと、確認ボタンを押せない仕様になっていました。
これに、必須項目を登録しないと押せない機能がついているとさらに良いと思いました。
この機能があると、ボタンを押すために丁寧な入力を心がけることになるので、ミスが減り、結果的に完了率のアップにつなげることができます。

トヨタレンタカー
規約に同意にチェックを入れるとボタンが反応するようになります。

最後に、勝手にフォーム改善アドバイス!

今回のEFO比較分析は、以上となります。
いつもと同じように分析に加え、こうすれば良くなるのではないかという改善案を、考えてみました。

トヨタタレンタカー

1、全体的にコンパクトなフォームの作りですが、もう少しすっきりしたレイアウトだと、より良いと思いました。
入力例を枠内に収めることも一つの方法です。

2、エラー表示位置の検討も必要かと思いますが、入力するリアルタイムで、正しい入力方法を表示することで、そもそもエラーを減らすことができると思います。

ニッポンレンタカー

1、全体的に項目数が多いのが気になりました。
第2、第3のメールアドレス登録も大切ですが、それにより離脱を増やしてしまっては、本末転倒ですね。
完了率を上げる一番の近道は、項目数を厳選することです。

2、項目数の多さにともない、ページ上でスクロールする回数が多かったです。
必須項目が残りいくつあるのか、などをお知らせすることで、ユーザーの心理的ハードルを下げることができると思います。

まとめ

同業種の入力フォームで、ここまで項目数の違うものも珍しいな、と思いました。
とにかく完了率を上げよう、という意識が感じられるトヨタレンタカーと、せっかく登録してもらうなら、なるべく多くの情報を入力してもらいたい、と感じるニッポンレンタカー。
完了率の多さと精度の高い情報収集、どちらも大切なことになるので、自社に合うものの検討が必要です。
EFOに正解はないので、様々な方法を取り入れ、より良いものに修正していくことも大切だと思います。

このブログでは、解決のアイデアをたくさんご紹介しています。
参考にしてみてください!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

UI改善ブログの最新情報をお届けします

エフトラEFO機能アイコン

UI改善ブログを運営する株式会社エフ・コードでは
UI改善の基本施策を簡単に実施できる「エフトラEFO」「エフトラCTA」を開発しています。

エフトラEFOサイトへ エフトラCTAサイトへ

UI改善ブログ by f-tra の購読

当ブログの更新情報は以下の各種アカウントから購読できます。

メールマガジンを購読する

ブログの更新情報やセミナーのお知らせなど、
UI改善に関する情報を1~2週間に1回お届けします。

メールアドレスを入力

 購読解除はいつでも可能です