あなたのサイトは2秒以内?表示速度がフォームコンバージョンに与える影響

インターネット環境の日進月歩の進化により、わたしたちはより快適にウェブページを閲覧することができるようになりました。
しかしその便利さは、裏を返せばユーザーは「読み込みは速くて当たり前」と考えてしまうということ。
サクサクと閲覧できないウェブページにはユーザーはストレスを感じ、ますますせっかちになっています。

そしてこれはフォームのコンバージョンにも影響を与えるであろうことが容易に想像できますね。

今回の記事では、そんなウェブサイトの表示スピードとEFOについて考えていきたいと思います。

サイトのパフォーマンスが購買行動に与える影響

では、実際にユーザーは表示速度が遅いとユーザーはどのくらいストレスを感じているのでしょうか。

Kissmetricsが公開している、ページスピードとEコマースサイトの利用状況の関係を示すインフォグラフィックは非常に興味深い内容となっていますので、そのデータの一部を紹介したいと思います。

インフォグラフィック内に「ウェブサイトのパフォーマンスが購買行動に与える影響」という章があります。全体像はこちらから確認できます。

インフォグラフィック内に「ウェブサイトのパフォーマンスが購買行動に与える影響」という章があります。全体像はこちらから確認できます。

調査は、Eコマースサイトの利用者が、サイトのページスピードによって購買行動にどのような変化があるかを示しています。
具体的には下記のとおりのデータが示されています。

40%は3秒以上かかるページから離脱する

ユーザーは待ってくれません。3秒待たされるだけで5人に2人がサイトから去ってしまうようです。

79%はパフォーマンスに不満を持ったサイトで再び利用しない傾向

また、一度ユーザーを失うだけではありません。一度読み込みが遅い体験をすると、8割近くのユーザーが買い物をしてくれなくなってしまいます。

52%ページスピードがサイトのロイヤリティにおいて重要だと述べた

ショップのファンを増やすためにもレスポンスの遅さは禁物。サイトの信頼性を高めるためには、約半数のユーザーがページスピードが重要な要因と述べています。

1秒の遅れが16%の顧客満足度を低下させる

実際に、読み込みが1秒遅れるごとに16%のユーザーの満足度が失われてしまっているようです。

44%が友人にオンライン上での悪い体験を共有する

さらに悪いことに、ネガティブな口コミが広がってしまう可能性も高いようですので、恐ろしいですね。

このように、表示速度の遅さはユーザーに多大なストレスを与えているということだけでなく、その後の購買行動やサイトそのものへの信頼、口コミでの伝搬など、パフォーマンスが悪かった場合のネガティブなインパクトが大きいことがわかります。

1秒のレスポンスの遅さがコンバージョンを7%も減少させる

そして、上述のインフォグラフィックでは、以下のようなデータも示されています。

  • ページの表示速度が1秒遅れることで、7%のコンバージョンの縮小をもたらしうる
  • 1日に10万ドル売り上げるサイトであれば、1秒の遅れが毎年250万ドルの売り上げの損失をもたらす可能性

このように、ページの表示速度が遅いことが、ただユーザビリティの低下を招くというだけでなくコンバージョンや売上にもネガティブな影響を与えているということが示されています。

関連して、実際に以下のような調査結果もあるようです。

  • Amazonでは、サイトの読み込み時間が1秒遅延することで、16億ドルの収益損失をもたらす
  • Googleでは、検索結果ページの応答時間が0.5秒遅れると20%の検索ユーザーを逃す

※参考
How One Second Could Cost Amazon $1.6 Billion In Sales | Fast Company | Business + Innovation
Geeking with Greg: Marissa Mayer at Web 2.0

googleの例はフォームの話題に直接関係しないものの、ページの応答が遅いことがユーザーにストレスを与え、表示速度が遅くなればなるほど多くの離脱を生み、フォームコンバージョンの低下を招くということは間違いなさそうです。

理想は2秒以内

では、実際にどのくらいの速度でフォームを表示できると良いのでしょうか。

前述のインフォグラフィックによれば、

47%のEコマースユーザーは2秒以内にページが読み込まれることを期待している

という調査結果があり、これに則って考えるなら2秒ということになります。

また下記はEコマースに限ったデータでなないようですが、ページの応答が遅ければ遅いほど、離脱率が高まっているということが示されています。

いずれにせよ、早ければ早いにこしたことはないものの、2秒以内が理想、ということでしょうか。

まだあった!読み込みの遅さが招くデメリット

さらに、ページの読み込みスピードが遅いことにより、下記のようなデメリットも存在します。簡単にですがご紹介しておきます。

SEOに悪影響

googleは、サイトやページの表示スピードが、その検索結果にも影響を与えるということを発表しています。
パフォーマンスが悪いページは、検索順位を下げられてしまうかもしれませんね。

モバイルでの閲覧時にはさらにストレス

前述のインフォグラフィックでは、73%のモバイルユーザーが、遅すぎるウェブサイトに遭遇したことがあると述べています。
サイトのパフォーマンスが悪ければ、モバイル回線では、PCでの閲覧時よりもさらにページ読み込みのストレスを与えてしまうことになりそうです。

ちなみに、モバイルユーザー向けの「何秒なら離脱ぜずに待てるか?」の問いに対しては、最も解答が多かったのは6~10秒(30%)でした。(前述のインフォグラフィックからすべての内訳を確認できます)
PCに比べてモバイルのユーザーは比較的寛容ですが、油断は禁物です。

海外のアクセスでは更にパフォーマンスが低下

同様に、国外からのアクセスあるいは海外サーバー利用時では、さらにページの読み込み速度が低下してしまうことが考えられます。

フォームの速度改善のためにできること

それでは、EFOとしてはページスピードの改善に対してどのような対策が考えられるのでしょうか。
実際にはサイトごとに速度を低下させている原因はさまざまですが、今回は簡単に代表的なチェックポイントを紹介してみたいと思います。

ページ内のオブジェクトを軽量に

基本中の基本ではありますが、ページ内で使われている画像ファイル等のオブジェクトは、できるだけ軽量にしておきましょう。

またファイルサイズを削っておくほかに、フォームではそもそも装飾を最低限に留めるというのもひとつの手です。

特に、余計なリンクやサうと共通のナビゲーションを配したフォーム専用のレイアウトを用意することは、ユーザーの離脱対策にも効果的です。

サイト共通のレイアウトとフォーム専用レイアウトのよくあるレスポンシブデザインの対応図

サイト共通のレイアウトとフォーム専用レイアウトのよくあるレスポンシブデザインの対応図

記述の順番や記述歩法でも差が

同じ内容でも、HTMLの記述方法によってパフォーマンスにわずかに差が生じる場合も。
たとえばjavascriptはページの最後で読み込む、画像のサイズをHTML内にあらかじめ記述しておく、などの対策が有効です。

CDNの利用

CDN(コンテンツデリバリネットワーク)とは、ファイルサイズの大きいデジタルコンテンツをネットワーク経由で配信するために最適化されたネットワークのこと。このCDNをうまく利用すると、サーバーへの負荷を軽減することができ、パフォーマンス向上にも効果的です。
代表的な例ですと、Googleやが提供しているCDNライブラリなどが挙げられます。jQueryやPrototypeなど代表的なものが揃っています。

HTTPS/SSL

フォームはSSL環境となっていることが多く、このことでうしてもページスピードが遅くなる傾向にあります。
サーバー側のキャッシュの設定等で、パフォーマンスが改善される例もあるようです。

サードパーティの呼び出し

クレジットカードの承認や、サイトのアクセス分析などのサードパーティのサービスを利用している場合は、そのパフォーマンスを確認しておく必要があります。

その他、プログラムやデータベースのチューニング

その他、サイトのパフォーマンスにはその他にもプログラムやデータベースなどさまざまな要因が絡んでいます。原因を特定し、適宜チューニングを実行することが重要です。

最後に

いかがだったでしょうか。本日は、ウェブページの読み込み速度がコンバージョンに与える影響の大きさや、サイトのパフォーマンスを上げる方法についてお伝えしました。
ご担当のフォームは2秒以内に表示されていますでしょうか?
表示が遅かった場合、ぜひ、表示速度のチューニングを進めてみてください。

※参考記事
How Loading Time Affects Your Bottom Line
Resources | This is why great web performance is important
[Case Study] Slow Shopping Cart Pages Are Killing Conversions. An Optimized Page Got a 66% Conversion Lift!

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    @kanahiron_tw (「表示速度が遅い」とユーザーはストレスを感じ、ページにとどまってくれなくなるという統計がある。ブラウザ側にしても同様で、速ければ速いほど望ましい)
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