本日はおなじみ米国UX Movementより海外のEFO関連情報をお届けします。
今回注目した記事では会員登録フォームにおいてユーザーが入力を躊躇する理由が8パターン挙げられていましたので、その内容を紹介させていただきたいと思います。
会員登録フォームといえば過去には下記の記事でも取り上げていますので、あわせて参考にしてみて下さい。
会員登録フォームで気をつけたいEFO(フォーム最適化)のポイント
https://f-tra.jp/blog/column/4098
海外EFO:会員登録フォームをシンプルにするための19の方法(1/2)
https://f-tra.jp/blog/overseas/4282
海外EFO:会員登録フォームをシンプルにするための19の方法(2/2)
https://f-tra.jp/blog/overseas/4385
紹介されていた、ユーザーが入力をためらう理由8つは、以下の通りです。
- スパムを恐れる
- FacebookやTwitterログインで、友人にスパム送信が送られないか心配する
- アカウントを削除できない
- 個人情報の取り扱いが安全ではないと感じる
- 必須入力項目が多すぎる(得られる結果に対して)
- 不要と思われる情報を問われる
- 無料トライアルなのにクレジットカード情報を問われる
- 製品やサービスの内容が明確、または魅力的でない
順番に見て行きましょう。
スパムを恐れる
メールアドレスを入力させる会員登録においてとくに顕著です。
入力したE-mailアドレスはあくで認証のために使用するという旨を表記しておくとこの心配を緩和することができます。
FacebookやTwitterログインで、友人にスパム送信が送られないか心配する
最近多くの会員登録で用いられるようになったきた、facebookやTwitterなどのSNSアカウントによるログイン機能。
入力の手間が省けて便利な機能ですが、勝手に投稿されたりメッセージを送ったりしてしまうのではないかと不安を感じるユーザーが多いようです。
きちんと、アプリケーションが何を行い、何を行わないのかを明記しておくことが、ユーザーに安心感を与えます。
アカウントを削除できない
一度アカウントを作成すると、サイト上からアカウント削除が実施できないサイトが存在します。
ユーザーとしては、永遠に自分のアカウント情報がサイトのデータベース上に残り続けることになってしまいますので、嫌がる人が大半だと思います。
アカウント削除ができる旨をどこかに記載しておくと、ユーザーは安心することができますね。
個人情報の取り扱いが安全ではないと感じる
自分の個人情報を登録するのですから、信用のないサイトには送信したくありません。
SSL環境の構築などを行い、送信の安全性をアピールできると良いですね。
必須入力項目が多すぎる(得られる結果に対して)
当然ながら、必須入力項目が多すぎるとユーザーは送信する気をなくしてしまいます。
ただし、会員登録後ユーザーが利用できるサービス内容に応じた情報であれば、妥当と感じるようです。
必須入力項目は、得られるサービスに応じた適切な内容のみ求めるようにしたいですね。
不要と思われる情報を問われる
一つ前の理由とも似ていますが、サービスの利用にあたって不要と感じる情報まで求めるとユーザーは不審に感じてしまいます。
一見関係のなさそうな情報を取得する必要がある場合は、なぜその情報が必要なのかをフォーム上で記載しておくことをおすすめします。
無料トライアルなのにクレジットカード情報を問われる
無料登録のはずなのに、カード情報の登録が必須であるケース。トライアル終了後の流れをスムーズにするためには一役買いますが、トライアルにこぎつけるためのハードルはかなり上がってしまいます。
(本当に無料なのか?と疑う気持も生まれてくるかもしれません。)
できれはカード情報を問うこと無く、無料トライアルを開始できるようなフローにしておくと良いでしょう。
製品やサービスの内容が明確、または魅力的でない
サービスの魅力を、巧みな説明や写真のみで納得できるユーザーは少なく、多くの人が実際にサービスを試してみることでその魅力を確認したいと思っています。
まずは無料でサービスを利用できるようにしておくと、登録の心理的ハードルは低くなるようです。
最後に
いかがだったでしょうか。
本日は海外記事より、ユーザーは会員登録フォームの入力をやめてしまう理由を8つご紹介しました。
ご自身のサイトのフォームで、これらの理由によってユーザーを離脱させることのないよう、気をつけたいですね。
参考記事:http://uxmovement.com/forms/8-reasons-users-arent-filling-out-your-sign-up-form/