今回は以前ご紹介しました米国デラウェア州でEconsultancyの編集長をしているGraham Charlton氏の提唱する、すぐに使えてユーザーのフォーム入力におけるストレスを軽減できる施策について12のtipsのうち、残りの6つをご紹介したいと思います。
(すぐ使える!フォーム改善のための12のTips(1/2)はこちら)
それでは順番に見ていきましょう。
7.よくあるエラーは事前に対処する
例えばローマ字入力おいては、数字の”0″とアルファベットの”o”、数字の”1″とアルファベットの”i”などの入力ミスが多いようです。そういった想定されうる、ありがちなエラーに関してはエラーと認識しないよう設定しておくとよいかもしれませんね。
8.エラーがあっても入力済みのデータは消去しない
エラーがあると入力済みの情報が全て消えてしまうエントリーフォーム、最近はだいぶ減ってきたと感じますが、一つのミスでまた最初から入力することになれば、ユーザーは嫌になって離脱してしまうということは簡単に予想できますね。
間違いがあった場合でも、入力した情報をそのまま保持し、間違った箇所に戻って修正できるようにすると良い、と筆者は言っています。
9.フォームは短く
前半の記事でも少し話題にあがりましたが、フォームはできる限り短くすべきです。
長くなることが避けられないような場合はカテゴリーごとに区分することによってユーザーのストレスを軽減できるようです。
例えば株式会社ファミリーマート様の「famima.com」、こちらはネットショッピングのサイトなので、どうしても入力事項や確認事項が多くなってしまいます。
そのため、ユーザーのためらいを緩和し入力しやすいように、注文者情報やお届け先情報、注文内容など、カテゴリーごとにうまく入力情報を区分していますね。
10.楽しいデザインのフォームにする
入力するのが楽しくなるようなデザインのフォームにするのも良いとのことです。
たしかにポストカードのデザインのフォームなど工夫が凝らされているものを見つけると煩わしい入力作業も少し気が紛れますね。
ただし、こちらは「標準化」の逆をいく発想ですので、検証をしっかりと行いながら取り入れていくのがよいかもしれません。
11.最適な入力方法を用いる
性別であったり、比較的少ない選択肢の項目を入力する際はラジオボタン入力にするなど、内容によって最適な入力方式を用いるとよいでしょう。
どのような選択肢があるのかが比較しやすくなったり、選択するまでのクリック数を減らすことができ、ユーザーのストレスを軽減することができます。
12.送信完了メッセージを表示
送信ボタンを押した後、まっさらな状態の入力フォームが表示されたらユーザーはどう感じるでしょうか。
きっと、きちんとフォームが送信されたのかどうか不安になると思います。
こういったことを防ぐためにも送信ボタンをクリックした後に、ちゃんとフォームが送信されたことがわかるメッセージを表示させるとよいでしょう。
まとめ
二度にわたってご紹介しました「すぐ使える!フォーム改善のための12のTips」ですが、いかがでしたでしょうか。
どの施策もすぐに実施できるものばかりです。
積極的に改善、検証を行い、「フォーム入力が煩わしくて、、」という理由で離脱してしまうユーザーを少しでも減少させたいですね。
次回もどうぞよろしくお願いします。