リスティング広告を運用している方など、ユーザーが申込ページまでたどり着いているのに、フォームからの離脱率が高く悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本日はEFO(エントリーフォーム最適化)に関して、すぐに使えてユーザーのフォーム入力におけるストレスを軽減できる施策についての興味深い記事をご紹介したいと思います。
著者は米国デラウェア州でEconsultancyの編集長をしているGraham Charlton氏で、以下の施策を提唱しています。
それぞれ、順番に見ていきましょう。
1.インラインバリデーションを用いる
インラインバリデーションとはフォームに情報を入力している際にエラーがあるかどうかを判断してくれる機能のことですね。
入力を全て完了し、送信ボタンを押してやっとエラーが表示されるのではなく、入力時点でわかることでユーザーの不安を解消できると筆者は言っています。
2.入力欄はわかりやすく
ユーザーにどのような形式で入力してほしいのか、わかりやすく記載すべきとのことです。
個人的には半角や全角を使い分ける必要がある場合にそのことが明記されていると入力時のエラーが減少するように感じますね。
3.見出しは横に表示する
入力欄の見出しは横に表示すると良いようです。
見出しを入力欄の上に表示しているケースは多いのではないでしょうか。そうするとフォームが縦に長くなってしまいますね。
こちらのブログでも何度かお伝えしているように、フォームが長くなるとユーザーも入力をためらってしまいます。そのため、フォームはできる限り短く、小さなスペースに納めるべきですね。そのため、見出しを入力欄の横に表示するのは有効な手段でしょう。
また、見出しを入力欄の中に表示するという方法もあります。ただしその場合、ユーザーが入力済みと勘違いしてしまうなどの欠点もあるようなので、検証を行いつつ導入するのが良さそうですね。
4.購入商品の情報を表示する
こちらは商品の購入におけるフォーム画面についての施策で、フォーム上に買い物かごの情報を表示しておくことによって離脱率を低下させることができるとのことです。
フォームを入力している際、自分が何を買い物かごにいれ、合計額がいくらなのかわからなくなり、確認のためにフォームから離れてしまうことはよくありますよね。そういった離脱を防ぐ、良い方法かと思います。
5.エラーメッセージはわかりやすく
エラーが表示されていても、何が問題なのかわからず修正に時間がかかる、さらに言うとそのまま離脱してしまうということを経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
エラーメッセージではどこに問題があるのか具体的に指摘するとよいでしょう。
6.パスワードをcookieに記憶させる
様々なサイトでパスワードを作成し、どのサイトでどのパスワードを使っているか、わからなくなってるユーザーは多くいます。
そういったユーザーがパスワードを思い出すのに頭を悩ませたり、パスワードの再発行をしなくてすむように、cookieに情報を記憶させるとよい、と筆者は言っています。
まとめ
今回はGraham Charlton氏の提唱する12のtipsのうち、6つをご紹介いたしました。
どの提案も自分自身がユーザーとして入力する際、確かにこういう時にストレスを感じるなということばかりですね。
残り6つも今後ご紹介していきたいと思いますのでそちらも是非参考にしてください。
※続きはコチラ:すぐ使える!フォーム改善のための12のTips(2/2)