EFOに取り組む際、以外と大切なのが項目の入力例。
今日、明日と2回にわたって、そんな入力例(入力サンプル、例示、example)に関するエントリーをお届けしていきたいと思います。
入力例があるとないとでは大違い
今回サンプルとするのは免許合宿のポータルサイト「免許番長」の資料請求フォーム。
百聞は一件に如かず、ということで、さっそく下記の2種類のフォームサンプルをご覧いただきたいと思います。
1枚目はこちら。
続いて2枚目。
いかがでしょうか?
もうおわかりだと思いますが、1枚目には項目の入力例がありません。
直感的に、2枚目のほうが入力を開始しやすいと感じた方が多いのではないでしょうか。
このように、入力例がある場合とない場合でぱっと見の印象だけでもだいぶ変わってきます。
ラベルや注意書きだけで伝えるのには限界が
さらにもっと細かくみていきましょう。
ラベルや注意書きであれこれ言うよりも「百聞は一見にしかず」
このフォームサンプルでは、フリガナは全角カナで、さらに郵便番号と電話番号は半角数字と半角ハイフンで入力しなければならないという制約があります。
(※当然、このような制約を設けないことや、半角・全角自動変換機能のような機能で対応してしまうことが理想ですが、簡単には改善できないと仮定して紹介しています。)
この制約をただ文言で表示しておくと、
もちろんこの形でもわかりにくいことはないのですが、わざわざユーザーは細かい注意書き文字を読まなければなりません。
ここに入力例を用意しておけば、
例示の存在によって、制約の内容は理解しつつも、より直感的にどのように入力すればいいのかが理解できるようになったのではと思います。
フリー入力欄でも
この資料請求フォームには要望などを書き込めるフリー入力欄がありますが、「ご意見・ご要望」のラベルだけではユーザーは何を書き込んでいいかわかりません。
入力例を入れてみました。
配達時間の指定をしたいと思っているユーザーであれば、これを見て「なるほど」と思い、入力するでしょう。
せっかくフリー入力欄があっても、ユーザーに活用方法を理解してもらえなければ意味がありません。(ただのスペースの無駄になってしまいます。)
このように入力例という「一手間」を加える事で、ユーザーにとって使いやすいフォーム、サービスに生まれ変わります。
明日は「プレースホルダー」の活用法をお届けします。
入力例の大切さ、おわかりいただけたでしょうか?
明日のエントリでは、この入力例を表示する際に重宝する「プレースホルダー」についてご紹介していきます。
プレースホルダーって何?と思った方はぜひ。すでに知ってるよ、という方もあらためて!明日の記事もどうぞご覧ください。