会員登録フォームで気をつけたいEFO(フォーム最適化)のポイント

数あるEFO(フォーム最適化)のティップスですが、フォームの種類によって有効な内容は異なります。
今日は、会員登録フォームにおいてEFOを考える時、とくに大切なEFO上の注意点についてお伝えしていきます。

会員登録フォームの特徴

まずは会員登録ならではの特徴についておさえてみましょう。

フォーム送信のハードルは比較的、高くない

予約、問合せ、資料請求、購入などの他のフォーム種に比べ、会員登録フォームは送信のハードルがぐっと低いことが特徴です。
通常、登録だけではとくにユーザー側にはリスクは発生せず、なにかアクションを求められることもありません。

逆に運営側からすると、会員登録数事業の利益へ与える影響は間接的である場合が多いでしょう。とはいえ、事業において重大な指標のひとつであることには変わりありません。

正確性も比較的求められない

また、会員登録の特徴として、厳密な正確性が求められないことが多いということも挙げられます。
もちろん場合によりますが、ほかのフォームと比較して多くの場合、いったんフォーム送信をした後に内容を修正できる場合が多いためです。

リピート訪問を前提としている

会員登録はそもそも、このサイトをまた利用するということを前提としています。
ですので当たり前ですが、再びサイトを訪れた際に新規登録の際に入力した情報を用いてログイン(サインイン)する、という機会が生まれます。
登録そのものではなく、登録した上で利用してもらうことが多くのインターネット事業において重要です。そのためこの再訪問の際のログイン行為がスムーズに実施できるという側面は大いに考慮する必要があります。

さて、会員登録フォームの特徴を挙げてみましたが、以上の点も考慮しつつ、具体的に気をつけるべきポイントについて考えていきましょう。

1. メールアドレスをIDとして使う

再びサイトを利用する際に必要なユニークな文字列である「ID」。
うっかり忘れてしまうとログインができなくなり、ユーザーのサービス利用の妨げになってしまうことも。

通常、会員登録時にはメールアドレスも登録するかと思いますので、このメールアドレスをIDの代わりとしてログインできるようになっているとこのような事態を防ぐことができますね。
下記のTwitterの例のように、ユーザ名、メールアドレス、電話番号など選択肢が豊富に用意されていると、ユーザーがログインできなくなるリスクを軽減することができます。

Twitterのログイン画面。ユーザー名だけでなく、登録した電話番号やメールアドレスなどでログインできるようになっている

Twitterのログイン画面。ユーザー名だけでなく、登録した電話番号やメールアドレスなどでログインできるようになっている

さらに、メールアドレスをIDとして使うことを前提としていれば、「ID」の項目をフォームから取り除くことも可能です。

googleのアカウントログインは、メールアドレス+パスワードで、IDは登場しない

googleのアカウントログインは、メールアドレス+パスワードで、IDは登場しない

2. ユーザーネームやIDの重複はリアルタイムに知らせる

会員登録フォームでは、ユニークなユーザー名・IDをユーザーが任意に登録できるような場面が登場します。
この時、ユーザー名が既に登録されているかどうかをリアルタイムに判別できると良いですね。

ID入力欄では、既存IDとの文字列の重複をリアルタイムで教えてくれる

ムームードメインのフォーム。ID入力欄では、既存IDとの文字列の重複をリアルタイムで教えてくれて便利です

3. パスワードは任意の文字列を設定できるように

ログインの際に必要となるパスワード。こちらも忘れてしまうとパスワードをリセット・再発行したりと手間が増えてしまいます。
会員登録フォームでは、自動発行した乱数などを初期パスワードに据えるようなパターンも珍しくありませんが、できれば最初からユーザーが使い慣れた任意の文字列を設定できるようにしていると、パスワード忘れのリスクを下げることができます。

Amazonの例。パスワードは任意の文字列を設定できる

Amazonのパスワードは任意の文字列を設定

4. ソーシャルログインを使う

facebookやTwitter、Googoleなどのソーシャルログイン機能を利用すると、面倒なメール認証やログイン情報忘れのリスクを大幅に下げることができます。

LINE様運営の「ロケタッチ」のログイン。各種SNSアカウントでログインできる

LINE様運営の「ロケタッチ」のログイン。各種SNSアカウントでログインできる

ただし、当然対象のSNSのアカウントを既に登録していることが前提となります。

5. アカウント作成時点では最低限の情報に留める

会員登録フォームでは極端な話、再びログインができるための情報(ID/メールアドレス、パスワード等)さえあれば、その他の情報は取得しなくても問題ありません。
実際にサービスを利用する際必要に応じて追加の情報を登録するような流れにしておき、初回の入力欄の数は最低限にとどめておくというような設計が可能です。

この方法をとることで、登録へのハードルをぐっと下げることができます。

Twitterの会員登録時点でのは項目3つのみ。追加の情報は後に登録可能。かなり初期登録のハードルは低い

Twitterの会員登録時点でのは項目3つのみ。追加の情報は後に登録可能。かなり初期登録のハードルは低い

6. 登録後、自動的にサインイン

会員登録をするユーザーは、通常そのままサービスを利用したい場合がほとんど。

会員登録完了の直後にログインの導線を設計しているフォームは多いですが、できれば会員登録後は自動的にログインされている状態のほうが、ユーザーに手間をとらせることがありません。

最後に

いかがだったでしょうか。
会員登録フォームのEFO注意点、まとめると以下のとおりです。

  1. メールアドレスをIDとして使う
  2. ユーザーネームやIDの重複はリアルタイムに知らせる
  3. パスワードは任意の文字列を設定できるように
  4. ソーシャルログインを使う
  5. アカウント作成時点では最低限の情報に留める
  6. 登録後、自動的にサインイン

きっちりポイントを抑えて、効果的なEFO対策を実施したいですね。

今後は、会員登録以外のフォーム種別についても注意点をまとめていきたいと思います。

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