フォームの<必須項目>と<任意項目>。
これがきちんと表示されていないと、エラー表示の要因となりユーザーをイライラさせてしまう可能性が高くなります。
いっぽうで明確に表示できていれば、入力完了までのステップが見えやすくなり、プラスに働いてくれるでしょう。
必須/任意の表示方法は、EFOにおいて重要なポイントです。
本日はそんな<必須項目>と<任意項目>のわかりやすい表示方法をお伝えしていきます。
目次
それでは、順番に見ていきます。
必須項目は固めて配置しよう
下の図はフォーム内に必須と任意の項目がバラバラに入り乱れている場合です。
もしもあなたが「必須だけ入力したい」と思っていたとしたら、どうでしょうか。
任意項目をわざわざ飛ばしていかなければならず、非常に入力しにくいフォームに感じるのではないでしょうか。
また、時には必須項目が本来よりも多いような印象を与えたり、ゴチャついて見える原因にもなってしまいます。
そうならないよう、必須と任意はそれぞれ場所をかためておくと親切です。
必須項目のみ、上部に移動してみました。
順番を入れ替えただけですが、フォームのゴールがかなり明確になったのではないでしょうか。
「意外と必須が少ないな」と感じた方もいるかもしれません。
さらに心理的障壁を軽減するには、こんな方法も。
必須項目が終わった時点で送信ボタンを配置し、すぐに送信できるようにしています。
さらに項目が少なくスッキリと見えるのではないでしょうか。
任意項目が多い場合に取り入れたいテクニックですね。
見た目に差をつけよう
必須項目の箇所は、背景色などデザイン表現で差をつけると直感的に理解しやすくなります。
特に、日本国内のフォームにおいては必須項目にピンク色の背景色を付けることが多いため、この例にならっておくとユーザーが混乱することはないのではないでしょうか。
なお、必須の表現は赤系、任意の表現は緑色・青色で表現することが多い傾向にあります。
「必須」と文字で表示しよう
「※」「*」などのマークで必須を表現することが多いですが、うっかり見落としの原因にも。
マークではなくきちんと文字ではっきりと「必須」と書くことをおすすめします。
項目名のそばに表示しよう
下記のように、必須マークを項目の横に表示するような例を見かけますが、
項目名の近くに表示したほうが、ぱっと見でも認識しやすくなります。
必須表示は、項目名の近くに表示しましょう。
ひとつずつ表示しよう
すべて必須項目のフォームなどで、よく見かけるのが下記のパターン。
フォームの上部などに、「すべて必須です」のような文言を表示し、入力項目側には何の表示もありません。
一見、スッキリ見えて良さそうですが、これだと必須であることに気づかずに送信してしまうリスクが高くなってしまいます。
特に項目が多いフォームの場合は、フォームの入力欄がすべて必須項目の場合でも、ひとつずつ必須である旨を表現することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今日は、わかりやすい必須項目の表示方法についてお伝えしました。
今一度、ご自分のフォームの必須表示が適切になっているか、確認してみてはいかがでしょうか。