本日はkeepitusableのブログより「Call to Action Buttons: 5 Psychology tips to increase conversion 」をご紹介します。
この記事では、CTAボタンをつくる際に参考にしたい、5つの側面から見たユーザー心理のヒントが紹介されています。
気になる方は元記事(英語)をご覧になってみてください。
コンバージョンを増やすために知りたいユーザー心理の特徴
具体的には、以下の5種類のユーザー心理について紹介されていました。
色の心理学
ボタンの色は、コンバージョン率に大きな影響を与えます。
このブログでも、フォーム送信の文脈でボタン色の重要性については何度もお伝えしてきました。
ボタンの色は、何色にするべき?~ケーススタディから見る、送信ボタンに最適な色とは~
https://f-tra.jp/blog/column/5704
ただし「どの色が良いか?」という問いに対して明確な答えはなく、実際に検証を回すことでしか最適解は得られないのですが、
筆者が紹介している下記のような色が与えるユーザー心理は改善案を考案する際に参考になるかもしれません。
– 男性は青、緑、黒を好む傾向がある。女性は、紫、緑、青の色を好む傾向にある。
– 黄色は警告を意味する傾向があり、青は信頼関係を構築することと考えられる色です。
このほかにも「色彩心理学」などのキーワードで調査してみると、さまざまな色の持つ効果を知ることができます。
加えて筆者は、色そのものだけでなく、ページ全体との調和が大切だと述べています。
ボタンを際だたせるためには、時には背景色の色を抑えることも必要です。
配置の心理
ボタンは引き立つ場所に配置しなければ、クリックされることはありません。
また、クリックすると何が起こるのかを知らせる必要もあります。できればボタンのそばには補足的な短いテキストが添えられているのが理想的だと筆者は述べます。
何が起こるかだけでなく、なぜクリックすべきか、どういった利益があるのかが添えられていると良いでしょう。
※どのような訴求のフレーズがあるかは、下記の記事が参考になるかもしれません
【CTA】大公開!ユーザーを惹きつけるメリット18のアイデアと60の代表フレーズ
https://f-tra.jp/blog/cta-column/8167
視覚の心理
印象的でクリエイティブな形状のボタンも素敵ですが、CTAに求められるのは創造性ではなく、いかにユーザーがクリッカブルかどうかを認識できるかに重きを置くべきです。
筆者は具体的に2つのユーザー心理について考慮すべきと述べています。該当箇所を下記に意訳のうえ引用します。
・ユーザーは曲線を好む
正方形の場合ユーザーの注意が中心から離れていくのに対し、丸みを帯びた形状の場合、注意はボタンの内側に向くことが判明しました。 ある神経美学の研究者は、人々が丸い形状を好み、さらにそればより多くの行動を引き起こすことを発見した。・サイズは重要
ボタンの大きさはそのアクションがどのくらい重要かをあらわす
言葉遣いの心理
メッセージの重要性は、ボタンのデザインに大きくかかわる存在です。
具体的には下記のポイントが挙げられていました。
- 具体的にする
- シンプルにする
- 明晰
- ユーザーの言語で書かれている
- 「無料」のフレーズが含まれている
感情の心理
ユーザーに感じてもらいたい「感情」を保つことが大切と筆者は述べます。
人間の行動の多くは感情に起因するとも考えられます。ユーザーにアクションの重要性、緊急性、アクションすることで得られる心地よさやなどの感情を感じてもらえるように設計したいですね。
筆者は画像がそういった感情を醸成するのに役立つとも述べています。
最後に
本日は海外記事より、CTAボタンに関する6つのユーザー心理をご紹介しました。
ぜひCTAボタンを検討する時の参考にしてみてはいかが。
元記事ではさらに実例が紹介されていましたのであわせてぜひご覧になってみてください。
参考記事:Call to Action Buttons: 5 Psychology tips to increase conversion