このブログをご覧頂いているみなさまの中で、ランディングページのEFO施策をお考えの方も多いのではないでしょうか。
ランディングページに特化したEFO施策に関する10つのTipsを紹介する興味深い記事を見つけたので、ご紹介したいと思います。
ランディングページのためのEFO10箇条
紹介されていた10つのTipsは、以下のとおりでした。
- 個人情報に関する1行の但し書きが効果的
- 項目はできるだけ少なくする
- フォームが取るスペースもできるだけ少なく
- 必須項目をなるべく減らす
- 2枚目の入力ページを利用してみる
- フォームはページ右上に固定表示するのが良い
- 送信ボタン上の1文で訴求
- ボタンのデザインにこだわる
- 文字は目立たせる(センテンスケース)
- キャプチャは使用しない
順番に見ていきます。
1. 個人情報に関する1行の但し書きが効果的
たとえば、
「第三者に個人情報を提供することはありません」
のような1文をフォームの下部に表記することが完了率の増加に効果的なようです。
初めて訪れたサイトで個人情報を入力する行為は躊躇するもの。
初訪問であることが多いランディングページではとくに「個人情報を尊重しています」という姿勢をアピールすることが、安心につながりますね。
2. 項目はできるだけ少なくする
ランディングページにおけるフォームの役割は、
「ユーザーから情報を取ること」ではなく、「ユーザーから情報を取る過程のひとつ」だと考えるべきです。
例えば、
・フォームでは最低限の連絡先のみユーザーから取得
・その後の細かい事項(オーダーの内容)は電話やメールなどで後ほどフォロー
というようなやり方のほうが、結果として成績がよくなるケースがあるようです。
項目を少なくすることはEFOの超基本事項であり、このブログでも何度もお伝えしていることですが
ランディングページにおいては特にシビアに検証したいものです。
ちなみに、この記事の筆者は、ランディングページに最適な項目数は3~5つだと言っています。
3. フォームが取るスペースもできるだけ少なく
ランディングページにおいて、フォームはできるだけ小さいスペースに納めるべきなようです。
また、そのための手法として筆者は、1行に2つの項目を並べることをオススメしています。
ランディングページでは商品やサービスの魅力やメリットを伝えるために、確かにフォームに割くスペースは最小限にしておいたほうが良さそうですが、導線としては目立つように工夫はしておきたいですね。
なお、1行に2項目を並べることで、かえってユーザビリティが落ちる場合もありますので、こちらは検証しながら進めるのが良さそうです。
4. 必須項目をなるべく減らす
2. 項目はできるだけ少なくする と似ていますね。
なるべく必要最低限の情報でまずはユーザーとの接点が持つことが重要のようです。
5. 2枚目の入力ページを利用してみる
どうしても項目数を減らせない場合は2ページ目の入力フォームを用意するのも手です。
一度に沢山の項目をズラリと並べるより、2ページに分けたほうが印象は緩和される可能性がありますね。
もちろんどちらが離脱率が高まるかは検証の余地があるでしょう。
6. フォームはページ右上に固定表示するのが良い
日本のフォームでは、あまり見かけませんが、
フォームは右上に固定表示するのが良いと筆者は述べています。
国や時代のトレンドによっても手法は異なりますが、
フォームへの導線をわかりやすく、アクセスしやすくすることは重要ですね。
7. 送信ボタン上の1文で訴求
以前の記事:確認ページからの離脱はゼロに!!今すぐ対策したい6つのチェックポイントでもお伝えしたことがありますが、送信ボタンの文言は具体的なアクションを想起させる内容にしましょう。
例えば、以下のような感じです。
- 「メルマガを受け取る」
- 「購入する」
- 「会員登録する」
- 「資料を請求する」
8. ボタンのデザインにこだわる
こちらは、以前ご紹介したこれさえやれば1.X倍!?実際に効果が出たEFOオススメ施策ベスト10でもみごと第1位に輝いた手法ですね。
この筆者はボタンは青色かオレンジ色が良いと述べています。
上記の例ではボタンの色を青系から赤系変えたことで効果が生まれましたが、まわりのデザインとの調和・対比にもよると思いますので、色々試してみるのが良さそうです。
個人的には、サイトの基調色と反対色を選ぶと、ボタンが目立って良いと思っています。
また多様な画面サイズを考慮してボタンの見た目を調整していくことも重要ですね。
9.文字は目立たせる(センテンスケース)
こちらは英語圏特有のTipsです。
ボタンなどの文言を「Entry form(頭文字のみ大文字)」と書くより、「Entry Form」としたほうが良いとしています。
日本語のフォームでも認識しやすいフォント、文字サイズ、太さ、表記方法(ひらがな・カタカナ・漢字など)を意識したいですね。
10. キャプチャは使用しない
スパム送信の予防のために、キャプチャ画像に書き込まれたランダム文字列を入力させるフォームに誰しもが出会ったことがあると思います。
確かに、画像が見づらくユーザーの歩みを止めてしまう要因のひとつですよね。
できるだけこのようなキャプチャは使用しないほうがよさそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
簡単にまとめると以下のポイントになると思います。
- できるだけ項目や大きさは少なく、まずはユーザーと接点を
- とにかく送信ボタンにはこだわるべき
- 不安やストレスは取り除く
ご紹介した記事は少し昔の記事ですので、当時のトレンド等も加味されていたり
海外特有のTipsも混ざっていましたが、EFOの考え方として非常に参考になる記事でしたね。
ぜひ、ランディングページを担当する方はこのようなEFOに取り組んでみてください。