エフトラEFO レポート活用法1-期間別レポートで要改修ページを洗い出そう

せっかくEFOツールを導入したなら、入力支援機能だけではなく、レポート機能も充分に活用したいところ。

本日はEFOツール導入後のレポート画面の活用法、数値を元にしたフォーム改善点の検討方法について説明します。

エフトラEFOのレポート画面には、「期間別レポート」「項目別レポート」「ブラウザ別レポート」の3種類がありますが、今回は「期間別レポート」について説明します。

「期間別レポート」の目的

「期間別レポート」はEFO導入の第一の目的である、フォーム完了数/率(入力ページへの訪問数のうち、どれだけが完了ページまで進んだか)を確認するための画面です。

期間別レポートの画面例

期間別レポートの画面例

数値について

フォーム完了数/率以外にも、以下のような数値が計測可能です。

訪問数 最初のページにアクセスのあったセッションの数
直帰率 最初のページにおいて、一度も項目に入力することなくページを離脱したセッションの数
入力途中離脱率 最初のページにおいて、一つ以上の項目に入力した上でページを離脱したセッションの数
完了数/率 完了画面にアクセスしたセッションの数
平均所要時間 入力完了したセッションを対象に、訪問から送信完了までにかかった時間の平均
総離脱数/率 直帰と入力途中離脱の合計
離脱ブロック表示数(離脱ブロック機能をご利用の場合のみ) 離脱ブロックの確認ダイアログを表示したセッションの数です。
数値を取得するには、あらかじめ離脱ブロック機能を有効にする設定にしていただく必要があります。
なお、離脱ブロック表示数は、レポート画面上には表示しておりません。「期間別推移」の画面を表示して、「エクスポート」からダウンロードしたCSVデータ内に数値が記載されています。
離脱ブロック表示完了後完了数(離脱ブロック機能をご利用の場合のみ) 同一セッション内で離脱ブロックを表示してから完了ページまで進んだセッションの数です。
集計には、あらかじめ離脱ブロック機能を有効にする設定にしていただく必要があります。なお、離脱ブロック表示後完了数は、レポート画面上には表示しておりません。「期間別推移」の画面を表示して、「エクスポート」からダウンロードしたCSVデータ内に数値が記載されています。
2ページ目以降の入力ページへの遷移数(入力ページが2つ以上ある場合のみ) 入力ページが2つ以上ある場合、レポート画面には、遷移数は表示されませんが、「エクスポート」(CSVでより詳細なデータをダウンロードする機能)からダウンロードいただくと数値がご覧いただけます。
確認ページへの遷移数(確認ページがある場合のみ) EFOでは、フォーム遷移において完了ページの1つ前にあり、入力項目がないページを確認ページとして定義しています。確認ページがあり、確認ページ用のEFOタグが貼られている場合は、遷移数がレポート画面に表示されます。

レポートの使い方(共通)

レポートは、期間、デバイス、表示形式、単位を指定することが可能です。

特に指定していない場合、期間は最近1ヶ月です。一度期間を指定すると、他のレポートを表示した場合も、指定した期間は引き継がれます。

エクスポートでより詳しい情報をCSVダウンロードできます。詳しい数値の確認のほか、社内資料作成に使うなどしてください。

レポート活用法

大きく2つの使い方が考えられます。

1)定期的なチェックに使う

主要数値は定期的にチェックしましょう。特に、フォームに関して何らかの変更、変化がある場合は、その前後の主要数値をチェックするようにしてください。

  • EFOの入力支援機能の設定を変更した場合
  • フォームを改修した場合
     (デザイン、入力項目の順番、項目の内容など)
  • 広告キャンペーンを実施するなどした場合
     (流入の量、質が変わることが予想され、完了率にも変化が出ることが予想されます)
  • 2)フォーム改善の着眼点探しに使う

    期間別レポートの数値から、フォーム遷移のなかでどのページを最も優先して改善すべきかを決めることができます。

    ・フォーム遷移のなかでどのページとどのページの間が最も離脱が多かったか
    例えば、入力1→入力2→確認→完了というページ遷移の場合、

    入力ページ1→①→入力ページ2→②→確認ページ→③→完了ページ

    という3つのチェックポイントがあります。
    各ページへの遷移数から、①②③の間で離脱したセッション数を算出しましょう。それが最も多い箇所の直前のページが、最も改修すべきページです。

    例えば、②での離脱が最も多ければ、入力ページ2での入力にユーザーが手間取り、結果離脱していることが考えられます。入力ページ2が入力ページとして入力しやすいものになるよう改修案を考えましょう。

    ・直帰と入力途中離脱のどちらが多いか
    もう1つの着眼点として、直帰と入力途中離脱の比較があります。
    入力ページ1に訪問したユーザーのうち、入力項目への入力を行うことなく離脱した(入力ページ2に進まなかった)場合は「直帰」として、少なくとも1つ以上の入力項目について入力したあと離脱した場合は「入力途中離脱」として計測されます。

    この2つの数値の大小によってフォーム改修のポイントが変わってきます。

    ・直帰率>入力途中離脱率の場合
    →入力を開始しやすい入力ページにするにはどうしたらいいかを考えましょう。例えば1つ目の入力項目を氏名など誰でも入力しやすいものにする、入力ページの上部の説明をシンプルにするなどの施策が考えられます。

    ・直帰率<入力途中離脱率の場合
    →入力は開始したものの、結局離脱したセッションが多いということは、入力を開始したユーザーがくじけることなく最後まで入力を行えるようにするにはどうしたらいいかを考えましょう。例えば、入力項目の数を思いきって減らす、入力ページをさらに2つに分けて1ページあたりの入力項目数を減らす、必須入力の項目を入力ページ上部に集中させる、などの施策が考えられます。

    最後に

    期間別レポートの基本的な説明、数値の定義は下記でも説明しています。併せてご覧ください。

    マニュアル-期間別レポート
    https://f-tra.jp/support/help/report/period.html

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